西B地区は工事本格化350m要望 新旭川A地区は完了へ
旭川市水道局は、ストックマネジメント計画に基づく下水道の更新で2023年度から末広東地区に新規着工する考えだ。西B地区も同年度から本格化するほか、新旭川B地区、東部・南部地区でも将来の事業化に向けた老朽度調査や整備計画を策定。新旭川A地区は23年度に完了させる見通しだ。
水道局では約50年を経過した下水管路更新の長寿命化を12年度から進めている。21年度末までに中央A、中央B、緑が丘、西、流通団地の5地区で更新を終えた。
23年度から新規着工する予定の末広東地区は石狩川右岸で、調査対象となる管路延長が6.4kmある。22年度内に老朽度調査とともに、ストックマネジメント計画策定を終わらせ更新する延長を固める。23年度は250mの更新を国費要望している。事業完了は27年度を見込んでいる。
石狩川左岸の新旭川B地区については調査対象延長23.6kmを対象に下水管の老朽度調査を進めている。23年度はストックマネジメント計画の策定に着手し、24―28年度に工事を進める見込みだ。
東部・南地区は1―11条通23―26丁目、南1―南9条通20―26丁目に当たる市街地東側のエリアで、調査対象は37.1kmに上る。23年度は老朽度調査の着手を要望していて早ければ25年度の工事着手、30年度の完了を目指す。
22年度に着工した西B地区は石狩川と忠別川の合流地点で、調査対象延長が18kmある。今後地質調査などを進めて更新延長を固める。23年度は350mの更新を要望し、27年度の完了を目指して事業を進める。
新旭川A地区は3.06kmを更新する計画。23年度は0.4kmの更新を国費要望し、事業を完了させる考えだ。