学校施設関連大規模工事
苫小牧市は2023年度、学校施設関連の大規模工事として樽前小改築やウトナイ小校舎増築、沼ノ端小大規模改修などを計画している。いずれも23年2月までを業務期間に実施設計を進めていて、市教育委員会は23年度予算案に工事費を計上する考えだ。
樽前小は樽前102の現在地で校舎と屋内運動場を建て替える。校舎はRC造、平屋、延べ1440m²、屋内運動場はS造かRC造、平屋、延べ918m²の規模を想定。23年度に着工し、24年度2学期の供用開始を目指す。渡辺建築設計で実施設計を進めている。
ウトナイ北3丁目2の1にあるウトナイ小は、児童数の増加に伴い校舎を増築する。16年度に既存校舎北側にRC造、2階、延べ978m²の校舎を増築したが、今回は既存校舎東側にRC造、3階、延べ1100m²程度の規模で増築する。実施設計は王子不動産が担っていて、単年度で施工する。
沼ノ端小は校舎と屋内運動場の老朽箇所を対象に大規模改修を施す。東開町6丁目1の1の同小は1969年に建設し、増築や改修を重ねてきた。今回は児童の安全確保や教育環境の向上などを目的に外壁や屋根の改修、電気のLED化などを予定する。23―24年度で施工する見通し。実施設計は本田建築事務所が担当している。