苫小牧市内に事務局を置く任意団体の総合型広域スポーツクラブクロス実行委員会は、JR苫小牧駅前の旧バスターミナルをスケートボードなどのアーバンスポーツの練習施設として利活用する。専用のコースなどを配置した上で7月上旬に開業予定。駅前再開発が本格化する3―5年後まで運営する。競技の普及だけでなく、遊休施設を生かしたまちなかの人流創出を狙う。
この記事は北海道建設新聞2024年2月19日付13面に掲載されました。閲覧は新聞本紙か、e-kensinプラスの記事検索コーナー、またはe-kensinマップをご覧ください。
ラピダス(本社・東京)による千歳市内での次世代半導体工場新築が進む中、本格稼働を見据えた官民の動きが隣接地の苫小牧市内で活発になっている。同社幹部が苫小牧港を将来的な物流拠点に位置付けたことで、周辺の工業団地で関連産業の工場や倉庫の整備計画が相次いで浮上。AIへの活用を見込み、半導体に関する教育面での基盤も整いつつある。市街地を含め、これらと連動したまちづくりの青写真を描けるかが今後の鍵となる。
白老町は、旧社台小を2024年度に内部改修して複合施設化する方針を固めた。衛生設備を新しくする想定で、バリアフリー化も視野に入れる。町高齢者大学や総合型地域スポーツクラブ拠点の機能を集約し、25年4月の開業を目指す。
室蘭市は19日、総額829億6500万円となる2024年度予算案を発表した。前年度肉付け補正後を3.6%下回った。一般会計は6.8%減の438億6100万円で、うち普通建設事業費は24.5%減の70億3600万円。知利別3丁目1条橋架け換えに着工するほか、登別市と共同で取り組む学校給食センター新築の基本計画を策定する。