年度明けにも管理棟公告
函館市は2023年度、梁川交通公園の再整備に着工する。管理棟の改築とゴーカートコースの舗装改修が中心で、23年度当初予算案に1億7080万円を計上した。年度明け早々にも管理棟改築を一般競争公告する予定だ。26年3月の事業完了を目指す。
幼児や小中学生への体験型交通教育を目的として、1969年に開園した。梁川町24の2の敷地7752m²に、延長500mのゴーカートコースなどを備えている。完成から50年以上が経過し、管理棟(軽量S造、平屋、延べ79m²)や、コースの舗装が老朽化している。
管理棟は西側にあるトイレを解体し、W造、平屋、延べ225m²の規模で移築する。
管理棟内には学習効果の向上へ座学ができる教室を設けるほか、ゴーカート保管庫、トイレ、休憩所を配置する。12月中旬の完成を見込む。
公園を営業しながら施工し、10月末のシーズン終了後に現管理棟を解体する。跡地は整地するが、狭いため活用方法は決めていない。
コースの全面舗装は公園閉園中の11月―24年3月に取り組む。アスファルト舗装とし区画線も施す。このほか、公園西端にある砂利敷きの駐車場(12台分)をアスファルト舗装する計画だ。
また、開園当時からあるコンクリート製の迷路型と列車型の遊具、老朽化したゴーカートを更新する。ゴーカートは1人乗り用と2人乗り用各1台を購入する。
設計を建築企画山内事務所で進めていて、22年度の完了を目指している。