工事受注4%増、190億円 堀口組が30億円でトップ
留萌管内土木3官庁(留萌開建、留萌建管、留萌振興局農村振興課)の2022年度業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。全体では、82者が総額190億4115万円を落札。16件、30億5822万円を受注した堀口組が、第1四半期(4―6月)からの首位を堅持した。
開札結果を税抜きで集計した。21年度の年度末契約、ゼロ国債やゼロ道債、翌債などは全額計上。共同体受注は出資比率に応じて配分し、多年度債は22年度分のみ加えた。建管が8月に発注した緊急随契2件も含めた。
全体では、前年度に比べ業者が1者増えた。総額は4.5%、8億2558万円増加した。21年度から3カ年かけて整備する道道名寄遠別線特定交付金宇遠別トンネル(建管)、22年度から4カ年で新設する国道239号苫前町苫前トンネル(開建)で、22年度配分額が加わり全体を押し上げた。
地域別に見ると、管内業者は1者多い47者が、3.1%増の146億9830万円を落札した。道内の管外業者は5者少ない23者で、4.5%伸び36億4399万円。道外業者は3者増え12者で、46.4%増の6億9886万円となった。
シェアは、管内業者が1.1ポイント落としたものの77.2%を確保した。道内の管外業者は増減なしの19.1%。道外業者は1.1ポイント増の3.7%だった。
上位20者の顔触れと順位は、第3四半期末(4―12月)と同様。首位の堀口組は239号苫前町苫前トンネル、2位の堀松建設工業は留萌川改修の内留萌川右岸導流堤建設(開建)の22年度配分額が加算されている。