イオンモール(本社・千葉)は23日、JR旭川駅前の新店舗「イオンモール旭川駅前」を3月27日午前9時に開業すると発表した。出店126店舗のうち63店舗が旭川初進出となる。核店舗のスーパー「イオン旭川駅前店」は、イオン北海道(同・札幌)が食と美容・健康を中心に商品を提供する道内初の店舗形態「イオンスタイルストア」として運営する。
同日、岩本博イオンモール専務と星野三郎イオン北海道社長が旭川市内で記者会見し、出店概要を説明した。
同社初の駅直結立地を生かし、「平和通買物公園を含め中心街ににぎわいを創出する、地域の新たな交流拠点を担う施設」(岩本専務)と位置付け、既存商店街とのイベント連携、立地を生かした観光振興、通勤通学、ビジネス利用の利便性向上など、新たな機能提供で年間550万人の来店を見込む。
専門店テナントのうち、全国初5店、道内初17店、旭川初が41店と、全体の半数が旭川初進出となる。地元からは46店が出店する。1階はイオン北海道の核店舗を中心に19店の食物販ゾーン、駅コンコース側に配した10店750席のフードコートなど食・グルメに特化した展開。核店舗は地域の食材や食品販売、弁当・総菜のデリカコーナーを充実させ旭川の食を発信する。2、3階はファッション、ホビー、雑貨、アミューズメント施設が並び、4階は8スクリーンの「イオンシネマ」、レストラン街を備える。従業員は全体で約1500人。
施設規模はS一部SRC造、地上11階、延べ7万6700m²。うち1―4階の4万7200m²を店舗に利用する。駐車場は約900台。設計、施工は西松建設が担当している。