帯広空港ターミナルビル(帯広市泉町西9線中8の41、米沢則寿社長)は21日、同ビル増築の条件付き公募型見積もり合わせを公告した。工事は主体、強電、弱電、空調、衛生の5件に分割。参加資格確認申請書は2016年1月12日まで持参で受け付け、見積書の提出は郵送で3月1日午後5時までとしている。その後、最低価格の提示者と協議し3月中に契約を結ぶ。完成は17年3月を予定している。
同社は国内・国際便の受け入れ体制強化に向けて、300人規模の乗り入れに対応できるよう施設新設を計画した。新ビルはS造、3階、延べ2542m²。建設地は帯広市が所有する現ビルの北側隣接地。1階に到着ロビーや手荷物受取所、2階に搭乗者待合室や固定橋を配置する。北海道日建設計が設計を担当した。
5件とも共同企業体での参加とし、代表者は帯広市内に本店を置き、対象工事で帯広市の入札参加資格を持つことや、RC造かS造で延べ1000m²以上ある公共建築物の新増改築で対象工事の元請け実績を求める。そのほかの構成員は十勝管内に本店があり、RC造かS造の公共建築物の新増改築で対象工事の元請け実績を条件付けている。
構成員の数は主体が4社、強電が3社、弱電が2社、空調が3社、衛生が2社とした。
総合評定値は、建築が代表者900点以上、そのほかの構成員750点以上と設定。ほかの4件は代表者のみに800点以上を課した。
工事概要書や申請書類は、同社のホームページで公開している。
ベルトコンベヤーやボーディングブリッジ(PBB)などの専門性が高い工事は別途で発注する考え。