道内土木3官庁(開建、建管、振興局農業)の2016年5月発注額がまとまった。総額は前年同月比20.5%増の約347億円。開建が60.6%増の約158億円、振興局農業が41.6%増の約116億円と好調だった一方、建管は32.5%減の約73億円にとどまった。
開建は、旭川が6・6倍、室蘭が2・7倍、札幌が2・1倍、稚内が8割増の大幅な伸びだった。一方で小樽は8割減、留萌も4割減など地域差が大きい。15年度補正予算の繰り越しで農業工事の契約額が膨らんだ開建が大きく増えた。
振興局農業は、石狩、渡島、上川、釧路、根室を除き前年度より増加。特に伸びが大きいのは胆振14・6倍、留萌6倍、後志2・2倍など。15年度補正の繰り越しで引き続き好調を維持している。建管は、旭川が52.4%増だったほかは全て2桁の減少となった。
4月からの累計は、開建が45.2%増、振興局農業が65.1%増、建管が38.3%減となっている。