2016年度の道営農業農村整備工事の業者別受注実績が本紙集計でまとまった。583者が総額550億9942万円を受注し、前年度を81.3%上回った。15年度補正予算にTPP関連予算が盛り込まれたことが要因。上位を見ると日星電機が9億1189万円を受注し首位に立ち、これにこぶし建設、中山組が続いた。上位30者中16者が空知管内の業者で占めている。
全道の14総合局・振興局の開札結果(税抜き)を集計。設計変更は含まず、共同体受注は出資比率に基づき配分した。15年度末のゼロ国債、翌債は全額計上した。
道内業者は98者増の580者が、545億2281万6000円を受注し、82.2%増額した。所在する管内別では、空知が157億5759万円と最多で、次いで上川が79億8080万円、オホーツクが75億2307万円、十勝が67億7294万円となっている。
道外業者は1者減の3者で、21%増の5億7660万円。
シェアは、道内が0.6ポイント増の99%、道外が0.6ポイント減の1%だった。
日星電機は6年前から上位30位に名を連ね、今回、経営体沼東地区64工区(空知総合局発注)など8件、9億1189万円を積み上げトップに立った。2位のこぶし建設は、経営体西長沼東地区61工区(同)など2億円超えの工事を含む5件、8億4615万円を獲得。中山組は、経営体新赤川東地区61工区など5件、6億5728万円を計上し3位となった。
上位30位を前年度と比べると、福中建設は50位から13位に浮上。大北土建工業も51位から20位に、光栄建設工業は44位から23位にそれぞれ順位を上げた。