酒類・食品卸の国分北海道(札幌市中央区南6条西9丁目1018の3、黒沢良一社長)は、帯広市西18条南1丁目の流通団地に物流拠点新築を計画している。同社帯広支店のエリアには物流センターが5つあるが、流通団地内にある帯広西センター以外の4施設の機能を統合した建物となる。平屋、延べ7361m²の規模を想定し、2018年3月の着工、19年2月の稼働を目指す。
建設地は、8月に帯広市と音更町に移転したコープさっぽろ宅配事業部の帯広センター跡地で、敷地面積は1万8617m²ある。コープ側は年内にも更地で国分北海道に引き渡す予定だ。帯広西センターに隣接するため、同社は両施設を仮称・帯広総合センターとして運用する考え。統合する4施設の後利用は、売却と賃貸の両面で検討していく。
同社は設備の老朽化への対応や、物流センター間の転送コストを削減するため、帯広支店エリア内の施設の統合と新築を決めた。倉庫は常温、フローズン、チルドの3温度帯に対応する方針で、経営統括部は「温度帯の対応についてニーズが高いため、施設の高度化を図り顧客の声に応えたい」と話している。