伊達市が、とうや湖農業協同組合が大滝区で運営していた給油所閉鎖の受け皿として整備した「大滝サービスステーション」が完成した。8日にオープンし、地域住民の生活などを支える役割を担っていく。
開設以来50年以上経過していた旧給油所は、地区の人口減少に伴う需要の低迷や、老朽化と設備更新への多額の負担から、2016年度末での廃止が決定。しかし市は、大滝区唯一の給油所閉鎖に伴う支障が出ることを考慮し、運営事業を譲り受けた上で施設更新に当たった。
工事は4月から着手。大滝区本町地区にあった旧施設を解体し、敷地約500m²内に店舗・事務所と地下タンク3基を整備した。設計は奥山建築設計、施工は小松建設が請け負った。
運営は、指定管理者制度で選ばれた室蘭市内などでガソリンスタンドを運営する北海石油(本社・室蘭)が担当する。条例に基づき、年間を通じて休日を除く午前8時から午後7時まで営業する予定。
8日午前10時30分からセレモニーを開き、営業を開始する。