北海道開発局は2017年度中にも立ち上げる「仮称・北海道インフラメンテナンスフォーラム」の設立・運営を担う事務局に参加する企業・団体を11月2日まで募集している。
フォーラムは、昨年11月に発足した全国組織「インフラメンテナンス国民会議」の地方での活動を広げる産官学の連携組織。全国9ブロックで設立準備を進めている。国民会議の会員数は650者(8月8日現在)で、うち建設業や建設コンサルタント・測量を中心とした企業会員は道内6者を含む351者に上る。
地方公共団体が管理する道路や橋梁、上下水道といった土木構造物や公共施設を巡っては、老朽化に伴う管理費用の増大や技術者不足などが懸念されており、将来的なメンテナンス継続が課題となっている。
フォーラムはこうした課題に対応するため、産学官連携による企業マッチングや技術開発実証などを後押しするコーディネート役を担うもの。インフラメンテナンスに関する課題の共有・明確化なども活動の柱とする。
開発局は今回、このフォーラムの設営・運営に当たって、事務局として参加する企業・団体を募ることにした。希望者は既定の申込書に必要事項を記入し、電子メール(hkd-ky-maintenance@ml.mlit.go.jp)で申し込むとよい。