18年度全線開通目指す 士別市西広通新設・拡幅

2017年11月08日 07時00分

 士別市は、3・5・15西広通の2018年度全線開通を目指している。10年度から延長1660mの拡幅・新設に取り組んでおり、総事業費は7億2200万円。拡幅区間約1110mは既に供用済みで、18年度に新設区間の残工区として車道のアスファルト舗装約210mや植樹、標識設置などを進め、全面供用を開始する方針だ。

 西広通は士別市市街地の西側に位置し、国道239号を起点に終点の道道剣淵原野士別線までを結ぶ道路。市街中心地を通らずに旭川市方面と名寄市方面に抜けることができるため、国道40号のバイパスとして混雑緩和が期待される。

士別市3・5・15西広通拡幅・新設工事の新設区間

起点の239号交差部から見た新設区間の残工区

 延長1660mのうち新設区間は起点側の約550m。上層路盤まで完了しており、車道のアスファルト舗装約210mや周辺の歩道舗装、植樹、標識設置を残している。

 市は車道舗装を仕上げ、遅くとも18年度中に供用を開始したい考え。18年度の社会資本整備総合交付金道路事業として車道の表層・基層約210mと植樹や標識、全区間の用地境界杭設置に合計5500万円の事業費を要望している。

 幅員を見ると、残工区を含む起点から約1100mは道路東側のみ第2種中高層住居専用地域など用途地域に指定されているため片側歩道で、車道は6m、路肩は1・5mと1・25mの設計となっている。終点までの約560mは東西ともに第1種住居地域などの用途地域であることから両側歩道で、路肩は各1・5m。歩道は全線共通で植樹帯1・5mを含む4・5m。拡幅前の幅員は車道5mだった。

 設計速度は時速40㌔。起点側の取り付け部分のみ最小半径90mのカーブとなっている。調査設計はランドプランニングが担当した。


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