近代設計(本社・東京、島田芳久社長)は、12月1日付で札幌支社を分社化し、札幌市に本社を置く「株式会社北海道近代設計」を設立する。社長には現札幌支社長の市川竜也氏が就任。同支社の社員、業務など事業の権利義務を全て承継し、道内に密着した企業活動を展開していく。
札幌支社は1973年に営業所として開設。85年には支社に昇格し、北海道開発局をメインに道路や橋梁の測量、設計に強みを持つ。
今回の新設分割は、得意分野である無電柱化事業を主軸に、道内の道路、橋梁関連のメンテナンスサイクル事業における事業拡大が目的。これまで通り開発局や市町村などを中心に、道内企業として営業力を一層高める。
また、企業としての基盤づくりを進めながら、将来を見据えた技術者の育成・輩出に積極的に取り組み、業界の技術力底上げにも努める構えだ。
新会社は近代設計の100%子会社で、資本金は1500万円。会社所在地や電話番号などは変わらない。