医療法人扶恵会(釧路市黒金町8丁目3、白潟智一理事長)は、移転改築となる釧路中央病院の再整備を主体、設備一括で大木建設に決め、12月7日に地鎮祭を行う。工期は2019年9月末で、同10月中の業務開始を予定している。
建設地は釧路市幸町8丁目3の2、同9丁目3の2で、道東の拠点都市にふさわしい行政・業務・文化複合核の形成を図るため整備された釧路シビックコア地区。
建物の規模はRC造、6階、延べ9210m²の規模で、設計は日本レーベンが担当した。総事業費は土地取得などを含め30億円を見込む。
新病院は現病院の1・7倍の規模。景観に配慮し、芝生広場側は圧迫感がないようにひな壇形式とする。
1階は外来室、手術室、通所リハビリテーション室、2階が厨房(ちゅうぼう)室、入院患者のリハビリテーション室、院内保育所、3―5階に病棟、6階に管理部門や会議室などを配置する。
診療科目の内科、消化器科、リハビリテーション科、療養型病床数147床は現在と変わらないが、フロアに入院患者の透析室や通所リハビリテーション室を設けるほか、外来と一緒になっていた健診・人間ドックを分けて対応。駐車場収容台数は165台とする。