アルファコート(札幌市中央区南1条西7丁目1の3、川村裕二社長)は5日、帯広市西3・9周辺地区第1種市街地再開発事業について現時点の計画概要を公表した。実施設計が固まり、高さ約60mのタワー分譲マンション棟はRC造、地上19階、延べ1万4300m²で149戸とした。総事業費は104億円。旧イトーヨーカドー帯広店や旧中央・中央第2駐車場の解体は来週にも制限付き一般競争公告し、年内にも入札を行いたい考えだ。
同社は2017年8月、市街地再開発事業の個人施行者として認可を受けた。旧イトーヨーカドー帯広店(1998年閉店)、帯広経済センタービル、市営中央・中央第2駐車場、宮坂建設工業本社がある一帯2haで、店舗棟や事務所棟、タワー分譲マンション棟、自走式駐車場棟を再整備する。
実施設計は山下設計・岡田設計・創造設計舎共同体が担当。建物部分については11月末で完了した。
事務所棟と店舗棟、自走式駐車場棟は、S造、5階一部7階、延べ1万6600m²の規模。タワー分譲マンションは十勝管内随一の高さを誇り、フージャースコーポレーション(本社・東京)が保留床取得予定者となっている。2LDK―4LDKが中心になるという。
宮坂建設工業本社がある地区にはS造、延べ約8500m²の自走式駐車場を配置する。
今後のスケジュールとしては年内に解体工事の入札手続きを進め、年明け1月に権利変換計画認可申請をする。認可取得後、2月から解体工事に入る。8月には終え、タワー分譲マンション棟から本体工事に着手する。20年8月には全ての建物が完成する予定だ。