親しみやすさとにぎわいを演出 人気キャラの現場グッズ

2017年12月20日 12時00分

 市民の目に触れる街中の工事では、キャラクターをモチーフにした現場グッズを採用する現場が増えている。セーフティガードや工事標識、バルーンライトなどにあしらわれてたキャラクターは、子どもにも伝わりやすい注意喚起となり、工事風景への親しみやすさにつながることで、建設業のイメージアップに一役買っている。現場のにぎわいを演出するキャラクター現場グッズをまとめた。

 保安安全用品の販売やレンタルを手掛ける仙台銘板(本社・仙台)は、キャラクターをあしらった単管ガードを道内で10種類展開している。2年前から提案している人気漫画「ワンピース」のキャラクター「チョッパー」やサンリオの「ハローキティ」が人気商品だ。道内の導入台数は年間で5000台程度。キャラクター感を押し出しながらも反射シートをふんだんに使い、視認性を高めている。

 つくし工房(本社・東京)は、2年前から「宇宙戦艦ヤマト2199」の人気キャラクターとコラボした安全標識を発売。建設業者からの要望を受け、テレビアニメのリバイバル放送も重なったことから、当初は数量限定で販売を開始した。現在は、室内でも現場でも使えるコンパクト標識をウェブサイトで販売中。「気を引き締めよ…なれた仕事でケガをする」などユニークなせりふ付きの標識は、建設業者以外からも人気が高い。「現場を通り掛かる第三者の方の目を楽しませていると好評」。導入した現場からは、そんな声が伝えられているという。

ライトボーイのバルーンライト「たるガードマン」

ライトボーイの人気バルーンライト
「たるガードマン」

 ライトボーイ(本社・東京)は、工事現場やイベント用のデザインバルーンを扱っている。同社の星一輝さんは「真っ白いバルーンだけではつまらない、という工事現場の人の声をきっかけに社内でデザインを検討し、試作を何度も重ねた」と経緯を振り返る。明るさも確保しつつ、デザインに合わせた膨らみがうまく表われるように工夫をこらした。

 通年販売品は38種類で、販促用なども含めると製作実績は500種類に及ぶ。年間出荷数は約300―400個で、リピーターも多いという。中でも1番人気は工事現場向けの「たるガードマン」。今の時期は季節柄、サンタクロースや雪だるまの注文も多い。道内ではヤンマー建機北海道営業部で販売している。

 特注バルーンも受け付けており、自社のマスコットキャラクターなどをあしらったバルーンで企業活動のアピールにも活用できそうだ。


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