小樽工高の生徒たちが各自の発想力や知識を競う「小樽に建てたい建物」設計コンペの出品作品が、きょう9日まで小樽市役所庁舎の渡り廊下で展示されている。
このコンペは、同校建設科建築デザインコースの3年生が授業の一環で取り組むもの。小樽の地域性を生かした公共建築物や生活に必要な建築物を、自由な発想で設計する。
主催は北海道建築士事務所協会小樽支部、共催は北海道建築士会小樽支部。ことしで10回目となる。
最優秀賞を射止めた小熊健太さんの作品は「手宮線運河美術館」。RC造、2階、延べ9371m²という大規模建築物で、館内には駅舎や運河のモチーフを取り入れて小樽らしさを強調。観光客や市民が気軽に立ち寄ることができるデザインを意識している。