北留萌消防組合は、初山別支署建て替えを指名競争で4月中旬に主体、電気、機械の3分割で入札する予定だ。手続きが順調に進めば、5月連休明けに着工し、2019年3月末の完成を目指す。初山別村が18年度当初予算案に負担金5億838万5000円を計上している。
支署庁舎は国道232号沿いの初山別103にRC造、2階、延べ446m²の規模で1974年に建設。その後、車庫を増築して569m²になった。
建物は築40年以上が経過し老朽化が進行。車庫部分の耐震性能が不足していることに加え、デジタル無線など消防活動の高度化に伴い執務室が手狭になり、消防車両の大型化と装備品の増加で車庫の広さも不十分になっていた。
このため、当初は車庫部分を解体して庁舎を新築し、既存庁舎を消防団員の待機室にする構想を描いていたが、庁舎、車庫の両方を解体した上でRC造、2階、延べ944m²の庁舎を新築することにした。これにより、訓練スペースなどを十分確保することが可能となる。設計は中原建築設計が担当した。