えりも町は、既存公共施設の機能を集約させる複合施設の基本設計者を日本都市設計に決めた。指名型プロポーザルで最優秀提案者に選出。22日に随意契約を結ぶ。委託額の上限は2870万円(税込み)で、期間は2019年3月31日まで。
町は公共施設の老朽化対策として、図書室を併設する1970年建設の福祉センター(本町357、延べ2006m²)、73年建設のえりも小苫別分校を88年に入浴施設として改修した高齢者センター(庶野102、延べ518m²)、14年度に解体した温水プール(本町、延べ1720m²)の複合施設を計画。新浜にあるスポーツ公園の一部と隣接する町有地に新設することにした。
平屋建て、延べ4000m²程度で、総事業費20億円超を試算。19年度の実施設計、20年度の着工、22年度の完成を目指す。
プロポには同社のほか日本技建、創建社、岩見田設計、日本工房、アトリエアク、アトリエブンクの指名全7者が参加。2月20日にヒアリングをした。
副町長と課長職の計13人で構成する選定委員会が、取り組み意欲や業務・背景の理解度など4項目を審査。日本都市設計の周辺施設との連携による多世代の交流に配慮した計画などを高く評価した。
町は18年度、企画課内に複合施設係を設けて専任の係長を配置し、具体的な検討を進める。