次世代を担う子どもたちに新幹線を身近に感じてもらおうと、北海道新幹線建設促進小樽期成会は「北海道新幹線ものがたり」と題したPR漫画を制作した。市内小中学校やJR各駅などに配布する計画で、山本秀明会長は「新幹線への理解と夢を育てるお手伝いになれば」と話している。
同期成会では、これまでもJR南小樽駅の横断幕やJR小樽築港駅の看板などで情報発信や市民啓発を実施。今回は、期成会の事業推進ワーキング会議が、開業前後に成人を迎える子どもたちをターゲットとしたPR漫画を制作した。
漫画制作は、小樽ふれあい観光大使で漫画家・イラストレーターの田島ハルさんに依頼。同期成会の提言書を下敷きに、完成済みの第1―2話では仮称・新小樽駅の利便性などを紹介。全6話で構想しており、今後は通勤編、クルーズ観光編、ニセコ周遊編などを予定している。
漫画は掲示用ポスターサイズ(A1判)。期成会ホームページで閲覧できるほか、期成会事務局の小樽商工会議所でも入手できる。ワーキング会議リーダーで小樽商工会議所の中野豊副会頭は「今後の反響を見て、市外での掲示も考えたい」と話している。