ミネラル豊富な「貝化石」利活用へ 中頓別に工場を整備

2018年05月16日 13時00分

 富桑工業(本社・富良野、福井敏満社長)の関連会社KUWAHARA(同・中頓別、桑原守孝社長)は、富桑工業が保有する鉱山から採掘されるミネラル豊富な貝化石を活用した肥料・飼料の製造工場を中頓別町内に整備している。旧中頓別農高屋体などを改修して設けるもので、総事業費は4億8000万円。現在、主体・設備一括で北海道川崎建機が施工しており、6月末の完成、7月の稼働を目指している。

 富桑工業は2014年に民間企業が所有していた中頓別町の鉱山を、17年には同町上駒にある旧中頓別農高跡地を町から取得。鉱山から採掘される貝化石はカルシウム含有量が約20%と他の鉱山の石灰石や貝化石と比べ3分の1程度と低く、鉄やケイ素など69種類の天然有機ミネラルを含有しており、この貝化石から肥料や飼料の原材料を製造する計画だ。これを使用することで土質改良や家畜の健康維持、乳質・肉質改良といった効果が期待できるという。

 昨年には関連会社としてKUWAHARAを設立。貝化石は粉砕し、肥料や飼料だけではなく、土壌改良材、サプリメント、化粧品などの原材料としても販売する。年間で肥料製品3000㌧、飼料製品1000㌧の製造を目指す。雇用は8人程度を予定している。

 旧中頓別農高では、屋体(S造、平屋、延べ1002m²)を貝化石の破砕機械プラント、柔剣道場(S造、平屋、延べ200m²)を製品保管倉庫と事務所に改修。

 このほか、乾燥倉庫(S造、平屋、延べ185m²)を新築し、トイレはログハウス風のバイオトイレを設置する。外構なども含め設計・施工一括で北海道川崎建機に依頼した。

 富桑工業の会長も務めるKUWAHARAの桑原社長は「肥料や飼料に加え、化粧品などへの活用も期待している」と話している。


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