札幌市建設局は18日、2017年度土木部所管工事優秀施工業者と設計等優秀履行業者を発表した。工事では、安全管理などに優れた27件を施工した市内業者26社1共同体を選定。最多受賞は舗道工業の33回で、マルト東和開発や吉本電業社など5社が初受賞となった。設計等では、初受賞1社を含む7社を選出。表彰式は6月5日にホテルモントレエーデルホフ札幌で開く。開始時間は工事が午前10時30分、設計等が午後1時30分。

　この表彰制度は、業界の技術レベルと意欲向上を促し、工事の品質や優良な施工体制確保を目的に、1980年に創設。今回で38回目を迎える。

　選考委員会(委員長・天野周治土木部長)を4月25日に開催し、17年度中に竣工した、同局と各区土木部が所管する設計金額500万円以上の案件426件を審査。対象は前年度より70件多い。

　工事成績や安全パトロールの評点などを総合的に評価し、特に優秀と認められる26社1共同体、計28社を選出。初受賞5社のうち、岩田地崎建設、鈴木東建、北舗はそれぞれ、合併前に受賞歴がある。

　一方、ことし4回目となる設計等優秀履行業者表彰は、17年度中に完了した本庁土木部と各区土木部所管の実施設計など52件が対象。このうち土木設計・監理Ａで4社、橋梁設計・監理で3社を選定した。

　優秀施工業者、優秀履行業者は次の通り。(カッコ内は受賞回数)

　◆優秀施工業者
　◇土木Ａ1▽3・2・616屯田・茨戸通仮称創成川橋基礎工新設＝北土建設(22)▽3・3・83山本通厚別西6丁目連絡線―厚別西4条3丁目7号線間箱型函渠新設＝杉原建設(30)▽8・6・3西2丁目地下歩道新設第3工区＝岩田地崎建設(初)・丸彦渡辺建設(15)JV▽3・4・54宮の森・北24条通雁来川―東雁来連絡線間道路新設＝新太平洋建設(11)

　◇土木Ａ2▽真駒内地区緑道整備その1＝若松建設(17)▽8・6・3西2丁目地下歩道付帯＝アイケン工業(10)▽厚別小野幌支線厚別西4条6丁目775番地内―厚別西3条6丁目700番地内間道路改良＝安田興業(27)▽道道西野真駒内清田線盤渓381番地先―盤渓337番地先間歩道新設＝舗道工業(33)

　◇土木Ｂ▽白石神社西10号線乙墓地線―白石神社西1号線間ほか1線生活道路整備＝道央建設工業(2)▽日の丸10号線北37条東線―日の丸9号線間ほか1線生活道路整備＝ノースロード(4)▽里塚172号線里塚169号線―里塚175号線間生活道路改良＝ヒノデ工業(2)▽石山東3丁目5号線石山真駒内川沿11号線―石山東3丁目7号線間生活道路整備＝マルト東和開発(初)▽北商団地5号線北商団地6号線―北商団地1号線間生活道路整備＝タニケン工業(3)

　◇舗装Ａ▽米里線米里中央6号線―米里東通線間舗装路面改良＝大同舗道(17)▽西9丁目線南14条中央線―旭山公園米里線間舗装路面改良＝国昭建設(3)▽東部5号線白石連絡線―上野幌134号線間舗装路面改良＝道雄建設(3)▽新琴似連絡線道道札幌環状線―北大横断線間舗装路面改良＝東海建設工業(18)▽月寒西岡線道道西野真駒内清田線―西岡4条12丁目404番75地先間＝鹿島舗道工業(4)▽北26条線真駒内篠路線―東13丁目線間舗装路面改良ほか＝北舗(初)

　◇舗装Ｂ▽雁来篠路連絡線北丘珠・モエレ団地連絡線―雁来新川橋間舗装路面改良＝鳥羽機興(7)

　◇電気Ａ▽南の沢連絡線南沢トンネル照明設備改修＝丸三大信電気(2)

　◇電気Ｂ▽3・3・5北5条・手稲通西19丁目線―西17丁目線間街路灯設置＝吉本電業社(初)

　◇バリアフリー▽南4条線西4丁目線―西7丁目線ほか2線歩道＝丸周中村土木(20)▽美園5丁目線白石中の島線―美園5条線間歩道ほか＝道路工業(24)▽南3条線国道230号―西8丁目線間ほか歩道＝三共舗道(8)

　◇電線共同溝▽3・2・10環状通福住・桑園通―西12丁目線間新設＝鈴木東建(初)▽3・3・7西7丁目通月寒通―南8条線間新設＝田中組(12)

　◆優秀履行業者
　◇土木設計・監理Ａ▽四ツ峰トンネル補修実施設計＝シビテック(3)▽3・3・6西5丁目・樽川通北22条中通線―道道宮の森・北24条通間ほか電線共同溝実施設計＝北電総合設計(2)▽道道大麻東雁来線厚別西6丁目本通線―厚別西5丁目本通線間道路実施設計＝構研エンジニアリング(2)▽3・2・10環状通西13丁目線―西7丁目線間電線共同溝実施設計＝中央開発(初)

　◇橋梁設計・監理▽白井大橋ほか1橋補修実施設計＝開発工営社(2)▽水恋橋ほか2橋補修実施設計＝帝国設計事務所(3)▽ミュンヘン大橋耐震補強実施設計＝中央コンサルタンツ(2)