札幌市は5月31日、2018年度路面電車延伸の概略検討業務を公募型プロポーザルで公告した。検討対象としている都心など3地区で、軌道導入による道路空間利用の課題を整理する。
市は、12年4月に市路面電車活用計画を策定し、ループ化や低床車両導入、停留場のバリアフリー化を推進。この中で、都心の回遊性向上やにぎわいづくりを目的に、都心地域、創成川以東地域、桑園地域の3地域の延伸検討を位置付けている。
この業務は、これまでの調査検討結果やループ化事業の整備効果を踏まえて、延伸の基礎調査を実施するもの。17年度は検討対象地域の道路や沿道の土地利用、他の交通機関の現況などを調査。18年度は想定される道路の空間利用やその影響を調査する。
資格要件は建設関連調査サービス業に登録しているもの。業務提案の上限額は税込み800万円。参加意向書や企画提案書の提出は、まちづくり政策局都市交通課で、持参か郵送により26日午後3時まで受け付ける。履行期間は19年3月22日まで。