22年度めどに9年制の義務教育校新設 当別町

2018年06月14日 13時00分

 当別町は、当別小と当別中を統合した9年制の一体型義務教育学校を新設する方針を固めた。建設候補地は当別中グラウンド。基本構想を9月の定例会で報告し、10月から基本設計に着手。2019年度の実施設計を経て、20―21年度で工事を進め、22年度の開校を目指す。

 13日に役場庁舎で開かれた公共施設に関するあり方検討特別委員会で、教育委員会が基本構想案の中間報告として明らかにした。

 建設候補地の当別中の所在地は下川町125。建設に必要な敷地面積が確保されていること、物件補償や用地買収が不要なことなどから選定した。

 整備方針には、快適に学べる教育環境、安全・安心な施設環境、地域に開かれ、地域の核となる学校などを提示。安全・安心な施設環境では、耐火・耐震の面から躯体にRC造を採用する考えを示している。

 小中学校の建物を一つにするか分離にするかは設計で決める。校舎、屋体に必要な延べ床面積は、小学校の校舎が5654m²、屋体が1258m、中学校の校舎が4360m²、屋体が1237m²と算出している。

 開校する22年度の予想児童数は231人、生徒数は163人。小中合わせた教室数は、普通教室が24学級、理科室や生活科室、音楽室といった特別教室が19室。このほか、多目的教室を9室、校長室や職員室など。

 屋体についてはバスケットボールコートを2面以上確保し、更衣室やトイレも備える。また、中学校体育用に武道場(450m²)を設ける。既存の当別中校舎跡地に設けるグラウンドには、野球場とソフトボール場、サッカー場を各1面、遊具、駐輪場、職員駐車場を整備する。

 防災機能としては、災害用のトイレや炊事場、無停電電源装置などを計画。省エネ設備では、木質バイオマスや太陽光などの熱利用設備、LED照明を導入する。


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