一般社団法人北海道不動産(札幌市東区本町2条8丁目3の6、水森保雄代表理事)は、取得した北海道コカコーラボトリング札幌東事業所などの跡地約4000m²を賃貸し、物販や飲食店などを誘致する方針だ。建物は全て解体して更地にする。交渉が順調に進めば、年内にも計画がまとまる見通しだ。
利活用を検討しているのは、札幌市東区本町2条7丁目461の28の敷地。用途地域は準工業地域で、容積率200%、建ぺい率60%。交通量が多い場所で、商業施設などが集積する環状通に面し、西隣りにキムラ物流センターがある。
北海道コカ・コーラボトリング札幌東事業所や同社グループ会社の北海道べンディング札幌東営業所と倉庫などがあったが、機能集約により札幌市東区東雁来13条4丁目1の1の新札幌事業所に移転。北海道不動産が2017年1月に土地を取得した。
倉庫は解体撤去済みで、旧北海道べンディング札幌東営業所のみが残っている状態。この建物も解体に向けて7月から石綿除去作業が始まる予定だ。
北海道不動産は丸モ水森商店(本社・札幌)を中核とする、みずもりグループが16年に設立した。丸モ水森商店は食品などの小売業を営んでいたが、05年に認知症高齢者対象のグループホーム、11年に児童デイサービスの運営をそれぞれ開始。北海道不動産が不動産物件管理をしている。