小樽市長が辞意表明 市議会と対立 出直し選へ

2018年07月04日 19時00分

 小樽市の森井秀明市長は4日、市役所で記者会見を開き、2日に閉会した第2回定例市議会で副市長選任案が否決されたことを理由に辞任を表明した。過去2度にわたり、市議会が辞職勧告決議を可決するなど対立が深まっており、出直し市長選で民意を問いたいとしている。

会見で進退について語る森井市長

 森井市長は、辞意表明について「至らぬ点もあり、改善を図ってきたが、一部議員に受け入れられなかった。これ以上、対立が続くことは市民にとって不幸」と説明。民意をあらためて問うことで、空転が頻発する議会運営を正常化させたいとの考えを示した。これまでに、高島漁港区への遊覧船事業の認可が条例違反として、2017年度第3回定例市議会で市長に対する2回目の辞職勧告が可決。18年度第2回定例市議会で、副市長選任案の否決が決定打となり、辞職の決意を固めた。

 森井氏は15年4月に初当選。19年4月29日の任期満了まで残り約10カ月となっていた。次期小樽市長選には元小樽市総務部長の迫(はざま)俊哉氏が立候補を表明しており、選挙戦となる可能性が高い。


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