テイセンボウル解体へ 跡地8600m²利活用を検討

2018年07月23日 08時00分

 帝国繊維(東京都中央区日本橋2丁目1の10、白岩強社長)は、2015年に閉館したサッポロテイセンボウルとテイセンホールを8月から解体し、跡地約8600m²の利活用を検討する。現時点で具体的な計画はないとしているが、北海道新幹線が札幌に延伸する30年度までに新たな施設を設ける考え。駅周辺での再開発の方向性が見えるまでは、有料駐車場として利用する。

閉館したサッポロテイセンボウルと、併設するテイセンホール。8月にも解体が始まる

 JR札幌駅に近い札幌市東区北7条東1丁目1の1にある旧サッポロテイセンボウルと、併設するテイセンホールは、施設の老朽化やボウリング事業を取り巻く環境の厳しさなどから、15年6月に43年の歴史に幕を閉じた。施設は内部処理などを施した後、そのままの状態となっている。

 同社によると、駐車場として利用を希望する企業があることや、施設の安全面を配慮して年内の解体を決めた。今のところ売却の意思はなく、しばらくは敷地を賃貸する考え。

 道新幹線札幌駅のホーム位置が創成川をまたいだ「大東案」に決まり、札幌総合卸センターの建て替えが進むなど、駅東側エリアでは再開発の機運が高まっている。

 新施設に関して同社では「事業化はまだ先だが、地元の話を聞きながら考えたい」とし、商業や住居施設など、あらゆる可能性を探る構えだ。


関連キーワード: さっぽろ圏

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 日本仮設
  • 古垣建設
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,389)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,280)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,255)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,099)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (918)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。