測量士補試験に11人合格 帯広工高環境土木科で過去最多

2018年07月25日 08時00分

 帯広工高環境土木科では、2018年度の測量士補試験に2年生8人、3年生3人の計11人が合格した。全体の合格率は約3割で例年にない出題傾向も多い中、同校では過去最多の合格者を輩出した。

 国家資格である測量士補は年齢や学歴、実務経験は問わないが、高校生での合格は容易ではない。

 同校では毎年、希望者を対象に対策講習を開いており、前年度は8人が合格している。

合格を喜ぶ帯工生たち

 今回は17人と過去最多人数での開講となった。佐々木秀徳教諭が指導を担当し、5月の試験に向けて昨年10月から週2、3回の講習に取り組んだ。過去問や参考書を活用しながら公式を覚え、手計算で導き出す過程を繰り返して本番に備えた。

 3年生の吉田雄亮さんは「合格と聞いたときはうれしかった。勉強もいつか自分のためになると信じてやってきたので苦ではなかった」と笑顔を見せた。

 指導した佐々木教諭は「心が折れそうな姿のときもあったが、長いことよく頑張ってくれた。今後は資格に見合った技術を身に付け、地域のために生かしてくれることを切に願っている」と教え子をたたえた。(帯広)


関連キーワード: 学校

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • web企画
  • 日本仮設
  • 古垣建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,402)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,269)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,234)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,118)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (836)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。