戸沼岩崎建設(本社・函館)の女性社員でつくる「マルワクリーンレディパトロール隊」は7月31日、現場パトロールを実施した。経理課の3人が一般目線で現場を視察。社員一丸となって現場環境の向上を目指している。
2018年度から活動を始め、4カ所目の現場訪問。「マルワ」は社旗の元になった「和」を由来に、社員全員が協力して社業をもり立てる意味を込めた。環境改善に加え、イメージアップを図り、女性や若手技術者が活躍しやすい現場づくりにつなげる。
視察したのは、函館開建発注の函館新外環状道路函館市湯の沢改良現場。まず事務所内で書類の整理状況に、使い勝手や省エネ、美観など、普段は現場に従事しない一般目線で隅々まで目を光らせた。
その後現場ではトイレにある手洗い用せっけんの位置を、所長の坂尻篤彦さんにアドバイス。現場職員は「思いがけない指摘があるので、いつも以上に緊張して現場をチェックするようになった」と振り返る。
佐々木志津子経理課長は「現場に対する電話対応も円滑になり、自分の仕事にもつながっている」と実感。木村正義常務は「衛生意識の効果は劇的。今後は安全講習を受けてもらい、安全面からも現場を見られるようになってもらいたい」と手応えを感じている。(函館)