宮本ビル跡地にホテル 京阪電鉄不動産、来春着工目指す

2018年08月02日 07時00分

 京阪電鉄不動産(大阪市中央区大手前1丁目7の31、道本能久社長)は、札幌市大通地区にある宮本ビルを取得し、ビジネスホテルに建て替える計画だ。月内にも解体に着手し、年内にホテルの概要や設計、施工者などを決める考え。来春の着工を目指している。

取得した宮本ビル。跡地にホテル建設を計画する

 札幌狸小路商店街に近い、札幌市中央区南2条西1丁目にある、オフィス・商業テナントの宮本ビル(地下1地上7階、延べ2979m²)を不動産業のワイエスジー(本社・札幌)から6月に取得。築57年で老朽化が進んでいることなどから、7月31日に閉館した。

 解体後は、狸小路商店街を訪れる外国人観光客などを取り込もうと、約400m²の敷地にビジネスホテルの建設を計画。概要や運営方法などは年内に固める意向だ。

 同社は、宮本ビル近くの南1条西1丁目13の4でホテルを建設。4月に東急ステイ(本社・東京)が「東急ステイ札幌」として出店した。

 大通地区では更新期を迎えたビルの売買が活発化。同社はそうした建物の再開発にも意欲的だ。


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