住宅金融支援機構は、札幌市北区麻生と南区真駒内にある宿舎と土地を売却する。売却先は一般競争入札で決定。入札説明書を9月20日まで配布し、同21日に開札する。
同機構は、2007年に独立行政法人化して以降、経営改革や財務内容改善に取り組んでいて、その一環として宿舎の削減を図っている。
道内には札幌市内に複数の宿舎があり、順次、処分を図ってきた。今回の売却で市内の宿舎はなくなる。
麻生の宿舎は麻生町2丁目801の552で、麻生南公園の南向かいにある。地下鉄南北線麻生駅から近く、利便性が高い。建物(RC造、3階、延べ1064m²)は1987年の建設。敷地面積は751m²で、用途地域は建ぺい率60%、容積率200%の第2種中高層住居専用地域。
一方、真駒内の宿舎(RC造、地下1地上4階、延べ1330m²)は、平岸通沿いの真駒内南町4丁目3の5にある。2002年に新築した。周辺には道警の官舎や分譲マンションなどが立ち並ぶ。敷地面積は966m²で、用途地域は建ぺい率60%、容積率200%の第1種中高層住居専用地域となっている。
入札説明書の交付や問い合わせは、みずほ不動産販売法人営業第二部(東京都中央区日本橋1丁目3の13)が担当。入札は書留郵便(9月20日必着)でも可能で、宛先は同機構財務企画部会計事務管理室会計グループとなっている。