医療法人社団元生会(旭川市8条通6丁目左10、森山領理事長)は、旭川北彩都地区に建設する仮称・旭川ウェルネスセンターの中核施設となる森山病院新築を、9月28日午前11時から条件付き一般競争入札する。外構を含む主体、設備一括で、10月中旬に着工。入札参加申請は締め切った。入札後に落札者が代表者となる特定共同体を結成する、入札後共同体結成方式を採用している。
法人所在地にある森山病院は、施設の老朽化が進んでいる。旭川市が公募型プロポーザル方式で売却先を募った宮下通2条1丁目2の土地約1万7500m²を2015年に取得。同病院を核に健康をテーマとする生活文化拠点施設の仮称・旭川ウェルネスセンターを整備することにした。
敷地内には同病院をはじめ、スポーツ施設やレストランなどの商業施設を新設。大雪山系の山々や北彩都ガーデンの景観を生かし、医療だけでなく、食や運動などライフスタイル提案型の開放的な施設を目指す。
新たな病院はRC一部S造、地下1地上8階、延べ1万6603m²。病床数は、元生会が運営する愛生病院の60床を加えた232床とする。駐車場は200台程度用意したい考えだ。実施設計は久米設計・柴滝建築設計共同体が担当。総工費は約60億円を見込んでいる。
入札後に落札者は、元生会が指定する期日までに自らを代表とする共同体を結成し、契約を結ぶ。
共同体代表者は道内に本店か営業所を有し、直近の経審総合評点の建築が道内に本店を置く者で1200点以上、それ以外は1700点以上の者とする。構成員は上川管内に本店を有し、直近の経審総合評点の建築が900点以上であることを求める。
完成予定時期は、建物本体が20年3月末、外構が6月末で、7月1日のオープンを目指す。
新設する商業施設について元生会は「交渉中」として、明らかにしていない。