小樽市議会第3回定例会が26日開会し、8月に就任した迫俊哉市長が初の議会演説に臨んだ。議会や経済界との関係改善に努めることを基本的な政治姿勢とし、中心市街地と新幹線新駅周辺との連携したまちづくりなどに取り組むとした。
迫市長は冒頭、政治姿勢として対話の重視、経済と生活の好循環、備えの3項目を挙げ、重点施策として①次世代をつくる②安全をつくり安全を生む③にぎわいをつくる④未来をつくる―の4項目を示した。
重点施策の建設関連施策では、①で子育て世代包括支援センター設置や保育環境整備、公園整備、③で小樽港第3号ふ頭周辺のみなと観光拠点化整備を掲げた。
建設関連施策が中心の④では、民間活力を生かした小樽駅前地区整備、新幹線新駅周辺まちづくりと中心市街地との連携などの懸案事項に取り組む。このほか、公共施設等総合管理計画に基づく市役所別館などの老朽化・耐震性不足の公共施設再編や、市民要望を踏まえた排雪の充実などに言及した。