登別建設協会は3日、工事繁忙期から追い込み期に向けた労災防止の強化を促す安全パトロールを実施した。合わせて高校生らを招いて現場見学会を開き、建設業界の役割を伝えた。
若手就業促進の一環で、秋恒例のパトロールとともに見学会を例年開催しており、ことしが5回目。
登別市内にある日本工学院北海道専門学校の建築学科1年生23人と、登別青嶺高普通科の1年生4人が参加した。
視察は、登別市発注の1526Aほか汚水管渠新設、若草町1丁目排水路、千代の台団地1号棟建て替え第1期建築主体の3現場。
草塩忠幸会長、中塚信義副会長、安全推進委員会の橋詰昌明委員長とメンバー、市の担当者らが生徒を引率し安全管理の状況を確認。各現場代理人からは、現場の概要や作業の進め方などの説明があった。
最初の汚水管渠新設現場では、土留めを施した深さ約4mの管渠布設箇所の施工状況を見学。
掘削箇所から生じた地下水をくみ出している状況に「水がなぜ湧き出るのか」といった疑問を投げ掛け、現場作業者が応じた。