札幌開建は4日、北海道科学大工学部都市環境学科の3年生50人を招いて現場見学会を開いた。道路、農業、治水の各現場を回り、地域に果たす公共事業の役割や効果、各現場の特徴などを伝えた。
道路では、道央圏連絡道路泉郷道路のうち道央圏連絡道路長沼町馬追改良を見学。同開建千歳道路事務所と施工者の草野作工が事業の目的や効果、週休2日の労働環境、ICT活用の流れなどを説明した。
学生たちはドローンでの空撮やレーザースキャナーでの座標計測、平面図にiPadをかざすと立体的に見える地図など、ICTを体験。
参加した深沢俊輔さんは「土木は古くさいと思っていたけど、iPadなどの最新技術を取り入れているのを見て、イメージが変わった」と驚いていた。
草野作工の神原宏志工事主任は「新しい技術を取り入れることで若い人が増え、活躍してくれるとうれしい。私たちもその一助として貢献したい」と話した。
一行はこの後、農業の恵庭北島地区北島排水機場(恵庭市)、治水の新桂沢ダム(三笠市)を見て回った。