都心に原生林の住環境 ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン公開

2018年10月10日 20時00分

 住友不動産(本社・東京)は9日、札幌市中央区にある伊藤義郎(伊藤組土建名誉会長)邸跡地の一部を使って新築する高級賃貸マンション「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」を部分公開した。

 都心にありながら原生林に囲まれた立地。足元から天井近くまで広がるリビングの大窓から、高層階は街が一望でき、低層階は自然を感じることができる。2、3LDKを中心に月賃料は16万円から80万円超で検討。2019年3月上旬の入居開始を目指している。

 札幌市中央区北5条西8丁目で北大植物園北側に新築する。同社のブランド「ラ・トゥールシリーズ」は、東京都内を中心に22棟を供給。月賃料の平均は60万円で、最大500万円もある。稼働率は95%以上と、ほぼ満室状態。若手経営者の引き合いが強いという。

低層階の居間大窓からは、原生林を間近に見ることができる

 地方都市では京都に1棟あり、札幌は23棟目となる。高級分譲マンションの建設が相次ぐ中で、賃貸物件を提案する理由について堀慎一賃貸住宅事業部長は「JR札幌駅が徒歩圏内で、ここまで自然に囲まれた立地はなかなかない。東京と同様に一定のマーケットはある」と話す。

 RC造、30階、延べ4万2323m²の規模。北海道日建設計が設計、主体、設備一括して伊藤組土建が施工を担っている。

 部屋の専有面積は59―156m²。25階以下の賃料は2LDKで16万―18万円、3LDKで20万―35万円とする。26階以上はプレミアムフロアとして検討中だが、堀部長は「70、80万円は超えると思う」と話す。

 4月から入居者の募集を始めた。これまでに約1500件の問い合わせがあり、332戸のうち3分の1が入居見込みの様子。住み替えやセカンドハウスとしてのニーズが高い。道内の年配の経営者や医者などが多数を占めているようだ。


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