三笠市は、旧新幌内小、旧幌内小の利用者を募集中だ。産業振興や福祉の向上に向けた利用などを求めており、市では「地域に根差した活動や産業振興などで積極的に利用してほしい」と話している。
唐松青山町にある旧新幌内小は、2010年度末に閉校。1979年に建設した校舎はRC造、2階、延べ2591m²、同年建設した屋体はS造、平屋一部2階、延べ756m²の規模。敷地面積とグラウンド敷地を含めた敷地面積は3万3780m²。用途地域は第一種住居地域となっている。
一方、幌内北星町にある旧幌内小は06年度末に閉校。規模は、82年建設の校舎がRC造、平屋、延べ2565m²、同年建設の屋体はS造、平屋、延べ722m²。建物とグラウンドの敷地を合わせた面積は2万5183m²で、用途地域は第一種住居地域。閉校後は、08年11月から15年9月まで道教育大が自然体験学習施設として活用していた。
施設利用者が行う利用計画では、市の産業や福祉の向上に資する、地域との調和や地域振興に資する、継続性や雇用など波及効果がある、市の発展や住民サービスの向上に資する―などの条件を満たすことを求める。
売却はいずれも土地、建物の一括譲渡を原則とするが、利用計画の内容により、一部譲渡も可能とする。
応募資格は法人、任意団体、個人を問わない。募集期限は設定せず、応募があった時点で審査することにしている。
問い合わせは税務財政課財政係、電話01267(2)3186まで。