北大公共政策大学院とインフラメンテナンス国民会議北海道フォーラムは、11月21日午後1時半から北大工学部で「公的賃貸住宅における民間企業のノウハウを活かした更新・建替の将来ビジョン」と題したシンポジウムを開催する。
インフラメンテナンス国民会議は増大する老朽化インフラと自治体の管理担当職員の減少に対応するプラットフォーム。北海道フォーラムは地方組織として、ことし3月に立ち上がった。
老朽化した公的賃貸住宅が増加する中、需要に応じて用途廃止や建て替えが必要となる。しかし、地方公共団体では、このメンテナンスサイクルの中で人材や財源が不足するといった課題を抱えていることから、課題解決に向けて有識者や民間事業者のノウハウと技術について意見交換などを行うもの。北海道開発局が共催する。
イベントは2部構成。第1部では、北大公共政策大学院の高松泰客員教授が「公営住宅分野のインフラ・マネジメント」、当別町建設課の中渡憲彦参事が「当別町にみる公的賃貸住宅の現状と課題について」、北海道小町村再生研究会の目黒聖直幹事が「市街地の再生に資する公的賃貸住宅」、道銀地域振興公務部の辻英樹地方創生担当部長が「地方創生における移住・定住促進に向けた取り組み」と題して講演。続けて民間事業者がプレゼンテーションを行う。
第2部では自治体などの地方公共団体のみが参加し、公共住宅のメンテナンスにおける民間ノウハウ活用に関する座談会を開く。
参加無料だが、事前申し込みが必要。定員は200人。開発局のホームページを確認の上、メールで申し込む。問い合わせは開発工営社の船山氏か野々村氏、電話011(207)3666まで。