恵庭まちづくり協同組合は23日、南島松地区で造成していた宅地「スマートタウンふれる恵み野」の竣工式を開いた。ゆとりある宅地で、花や緑と触れ合える生活空間の形成に期待を寄せた。
恵庭市が進めるガーデンデザインプロジェクトの一環として、花の拠点整備やかわまちづくりと一体的な景観形成を図る宅地。南島松から住所変更し、恵み野南5丁目として新たなまちが生まれた。
2018年5月15日に着工。開発面積は3・2haで、緑地が10%、3416m²、宅地56区画が63%、2万316m²とした。生活道路のほか、花の拠点やかわまちづくり地域につながる緑道を整備した。
区画平均363m²と広さを活用した庭造りが楽しめる。北ガスジェネックスと連携し、ガスマイホーム発電「コレモ」導入を推奨。CO削減の環境面とともに、停電発生時も発電できるという防災面で利点がある。
竣工式には市やハウスメーカーなど関係者約60人が参加。斎藤一史代表理事は「札幌圏や新千歳空港への優れた利便性と、漁川など豊かな自然環境を併せ持つ宅地。ガーデニングや家庭菜園といった庭造りを通じて花や緑に触れながら、スマートで豊かな生活をしてほしい」とあいさつした。
23日時点で18件の契約、16件の予約があり、順調な滑り出しとなっている。週内に住宅工事が始まる見通しだ。