帯広建設業協会(萩原一利会長)は13日、帯広建設会館で帯広工高と帯広農高の2年生を招き「建設業の未来と魅力」をテーマに意見交換会を開いた。生徒から建設業のイメージや疑問を聞き、建協役員がその実際を答えた。
建設労働者の高齢化と担い手不足が深刻化する中、建設業の課題を高校生から探り、改善につなげようと5年前から開催している。今回は帯広工高の環境土木科と建築科、帯広農高の農業土木工学科からそれぞれ10人、計30人の生徒が参加した。
意見交換では、参加した全生徒に、今の学校に入学した理由や卒業後の進路希望を発表してもらった。
入学した理由は親兄弟の影響が多い一方、台風災害の復旧をきっかけに業界を志した生徒もいた。進路は建設業界を目指さないという声も多く、学校での授業や現場見学、インターンシップを通して「向いていない」「自分には難しい」と感じたようだ。
生徒からは高校生のうちに学んでおくべきことや休暇の取り方などについて質問が飛び、萩原会長をはじめ建協役員が自社の現状を交えながら丁寧に答えた。