色とりどりのイルミネーションが点灯され、幻想的な光で街が華やかになる12月。札幌市東区苗穂町に構える北海道ティーシー生コン(本社・北斗)の札幌工場は24、25の両日、クリスマスに合わせ期間限定でプラントのライトアップを実施している。
線路沿いの立地を生かし、生コン製造のバッチャープラントなどをライトアップすることで、JRの乗客や地域の人たちを和ませている。しかし9月6日の北海道胆振東部地震によるブラックアウトをきっかけに、以降は節電協力から点灯を自粛していた。
ただ、工場付近は街路灯が少なく、道行く人々や近隣の住民から「夜道を安心して歩ける」と重宝される側面もある。そんな中、2018年は何かと暗いニュースが多かったが、〝平成最後のクリスマスぐらいは明るく彩ろう〟と期間限定の点灯を決めた。
節電対策から、11月に水銀灯をLED照明に変更した。これまでよりも明るく、威風堂々としたプラントの姿を照らしている。
神本邦男工場長は「冬の節電要請は出ているが、地域から喜ばれている側面もあるので、今後も適材適所に対応していきたい」と話していた。