鉄道高架化も構想 釧路市が駅周辺再整備案を策定へ

2019年01月16日 18時00分

 釧路市は、釧路都心部まちづくり計画の基本構想編素案をまとめた。釧路駅周辺の鉄道高架化とそれに伴う5本の道路整備を前提とし、都心部をゲートウェイ、にぎわい交流ゾーン、行政・業務ゾーン、商業・業務ゾーン、まちなか居住推進ゾーンなどの8つに分けて施策の方向性などを示している。年度内に基本構想編が確定したら、2019年度からはハード事業の具体化に向けた事業構想編の策定に取り組む。

 釧路駅を中心に南は釧路川、北は三共通、東は市住川北団地や旭町など、西は北中こ線橋や釧路地方合同庁舎などに囲まれたエリアが対象。釧路市だけでなく道東の玄関口として、市民や民間事業者と将来像を共有しながら、交通インフラの整備を軸に土地区画整理など各種施策を展開して活性化を図る。

 17年度にまとめたコンセプトでは、北中こ線橋付近から旭こ線橋東側までを鉄道高架区間と想定し、ゾーニングの方向性を整理。高架区間では北中、旭の両こ線橋を平面化するほか、駅東側に設置されている巴人道こ線橋の車道化、線路と駅舎で分断されている北大通と共栄新橋大通の接続、市役所横通の延伸により、線路の南北を連絡する5本のルートを整備するとした。今回の素案は、これをほぼ踏襲する内容。

 計画のキャッチフレーズである「RINK釧路」には、まちとまちをつなぐ、人と人をつなぐ、人とまちをつなぐ、公と民の連携、次世代への継承といった意味を込めた。

 8分類したゾーンの中心となるゲートウェイについては、釧路の顔である駅周辺空間の再整備と景観づくり、駅南北の連続性や乗り継ぎの利便性に配慮した交通結節点の整備、都市機能の集積や誘導、防災・減災機能の確保などを施策の方向性に挙げている。

 素案の詳細は市のホームページに掲載。市は24日までパブリックコメントを受け付け、提出された意見などを踏まえて基本構想編を確定させる。

 19年度以降は国や道とも協議しながら鉄道高架化やゲートウェイ内での区画整理など中核となる事業について詳細に検討し、数年かけて同計画の事業構想編を策定する。

 所管する都市計画課では、これらの大規模事業が具体的に動きだすにはJRや民間事業者などとの調整が必要なため、さらに10年近くを要するとみているが、ソフト施策などは可能なものから着手していく方針だ。


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