札幌地方職業能力開発協会は15日、札幌市産業振興センターで2018年度認定職業訓練生主張発表石狩地区大会を開き、最優秀賞に青木菜恵さん(18)=土屋アーキテクチュアカレッジを選出した。全道大会は2月22日に開催される。
技能者を目指す若者が抱負や目標、決意などを発表し、自己表現力の向上を図るとともに、訓練生の誇りと自信を高めることが目的。今回は左官、建築の職業訓練2校から計3人が出場した。
青木さんは自身の将来像に関し発表。「バリバリ働き、強く、男性にも引けを取らないたくましい女性になりたい」と話し、土屋アーキテクチュアカレッジに入り、難しい作業を容易にこなす大工の姿を見て、その思いを「一層強くした」と述べた。
技能者として4月から新たな一歩を踏み出そうとする中、「この1年間で身に付けた知識と技術を生かして、理想の自分になれるよう精進したい」と力強く語った。
審査終了後、札幌市立地促進・ものづくり産業課の水野栄二課長は「荒削りだが気持ちが伝わった」と講評し、「ものづくりの魅力を後輩にも広め、業界の活性化に頑張ってほしい」と期待。
同協会の奥内尚史副会長は「皆さん、仕事を楽しくできる喜びを感じていると思う。その初心を貫いて」と語り掛けた。