千歳市は、温水プールの大規模改修を計画している。改修費に最大10億円を試算し、うち2019年度は約1億円を充てて外壁やサッシ改修、トイレ洋式化を予定。春に一般競争公告して夏着工、年度内の完了を目指す。20年度以降の実施内容は検討中だ。
流通3丁目1の9にある温水プール(RC造、地下1地上2階、延べ3600m²)は1998年7月のオープン。
25mコース8レーンや幼児・低学年プール、流水プール、ウオータースライダーなどを備えていて、年間10万人が利用している。
これまでもボイラや屋上防水など必要に応じて改修してきたが、大規模な改修は今回が初めて。
18年度は老朽度調査と改修の実施設計を日本都市設計で進めた。
老朽度調査では、外壁のひび割れ、タイルの浮き、内部の結露による劣化、水処理用のろ過機といった機械関係などが課題と判明。優先順位をつけ、19年度から順次取り組む。
市の担当者は「全ての改修は大掛かりになるため、1年では難しい」と長期にわたることを示唆。利用者の安全を確保しつつ、工事によるプールの閉鎖期間を最小限に抑えながら進める方針だ。