札幌工高の土木科3年生チームが「環境奉仕大賞」に輝く

2019年02月01日 07時00分

 1月25日に室蘭市内で開かれた第37回北海道高等学校工業クラブ大会の課題研究発表大会の部で、札幌工高土木科3年生10人のチームが環境の保全・資源のリサイクル、ボランティアなど地域社会への貢献が認められ、『環境奉仕大賞』に輝いた。高校生活最後の全道大会。生徒たちは「率直にうれしかった」と、受賞の喜びを分かち合うとともに、関係者に感謝した。

 生徒たちが課題研究授業として昨年取り組んだ「元町会館前広場活用プロジェクト」の活動内容を、「みんなが集まりたくなる広場の創造」と題して発表。地域住民や地元企業技術士らとのワークショップ、測量作業、3次元図面の作成、公園計画策定、工作物作製といった活動内容を報告した。

 発表に当たり時田悠馬さんは「地域のための活動という点を前面に出した。受賞は多くの人のおかげ」と感謝。活動に関して「実際にする仕事のような作業があり、やりがいを感じた」と振り返った。伊藤健太さんは「元町の人々の地域活動が活発で、さまざまなイベントに参加できた」、近藤遥平さんは「授業で習わない貴重な体験ができた」とそれぞれ感想を述べた。

 同校土木科長の梶邦明教諭は「単なるボランティアでは受賞できなかっただろう。地域との連携、貢献という点が評価されたのでは」とコメント。時田さんら3人は卒業後も「元町プロジェクトの実行委員会のメンバーとして携わる」と目を輝かせていた。

受賞を喜ぶ10人のメンバー


関連キーワード: フレッシュ 学校

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • web企画
  • 北海道水替事業協同組合
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,401)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,304)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,283)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,089)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (993)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。