北見市の都市再生整備事業が形になっていく中、変わりゆく街の姿を残したい―。新市庁舎や、JR北見駅前の複合交通ゾーン整備など、市発注の大型公共工事が進んでいく様子を見られるタイムラプス動画が、ユーチューブにアップされている。
動画を撮影し公開しているのは、市資産経営課の信本拓人課長。普段は、市有財産の管理などに関する業務を行っているが、「気が付けば建物がなくなったり完成したりしている。その様子を面白い形で残してみたい」との思いで、2017年秋ごろから休日を利用して撮影機材の設置やデータ回収、動画の編集作業に取り組んでいる。
撮影対象となっているのは、新市庁舎と複合交通ゾーン、無加川橋撤去、南大通平面化の4現場。各現場とも、1カ月ごとに動画を公開している。自動で1分間に1枚写真を撮っており、動画1本分に当たる1カ月だと約4万3000枚の画像ができる。動画ではそれらをつなぎ合わせ、工事が進んでいく様子を分かりやすく表現している。
撮影には、カメラ5台と予備分を含む電源供給用バッテリー7台を自前で用意。カメラ設置場所は私有地や私有施設が多く、所有者にどのような動画を作成して公開したいか熱心に説明し、設置許可を得たという。
今後に向けて信本課長は「現在は各現場とも1カ月ごとの動画を公開しているが、工事が完了すれば着工から完成まで1本の動画にまとめたい」と話している。また、「市内公共工事の現場を中心に、新たな現場の撮影もしたい」と意気込む。
動画はユーチューブで「北海道TimeLapseチャンネル」と検索することで閲覧できる。信本課長は「同じ興味を持っている方などに見てもらえれば」と話している。(北見)
関連動画
北海道TimeLapseチャンネルでは、新市庁舎建設の北面、南面のほか、北見駅前広場整備、旧ふるさと銀河線・無加川橋梁撤去の動画を公開している。