ハマノホテルズ(札幌市南区定山渓温泉東4丁目、浜野浩二社長)は、定山渓グランドホテル瑞苑の建て替えを計画している。今後、設計者を選定するとともに、11月から既存施設3棟の解体に着手。2020年春の本体着工、21年5月の完成を目指している。
札幌市南区定山渓温泉東4丁目にある定山渓グランドホテル瑞苑は、施設を保有していた定山渓グランドホテルの吸収合併に伴い、10年に現名称となった。12階建ての「やすらぎの館」、9階建ての「萌黄の館」、6階建ての「瑠璃の館」の3棟で構成。計230室を備えている。
増改築を繰り返し、築30年以上が経過。札幌市が発表した大規模建築物の診断結果で、3棟全て未耐震とされたため、建て替えることにした。
ハマノホテルズの担当者によると、新施設の概要は未定。年内に設計と既存施設解体に取り掛かる見通し。
ハマノホテルズは、休業していた定山渓の高級旅館「佳松御苑・吉兆」を建て替え、18年6月に純和風旅館としてオープンさせた。施工は盛永組が担当した。