情報発信力強化へ UIJターン者と釧路市長が意見交換

2019年03月23日 12時00分

 釧路の働き手確保や人口確保に向けてUIJターンや移住を促進したいなら、若者向けの情報発信力強化が欠かせない―。

 UIJターンを実現した20―30代の男女3人は13日、釧路市役所で蝦名大也市長との意見交換に臨み、自らの経験を踏まえ釧路での就職や生活に関するさまざまな情報が不足していると訴えた。

UIJターンを実現した3人から意見を聞いた

 参加したのは釧路市出身の成田のぞみさん(Uターン)、白糠町出身の赤岩佑紀さん(Jターン)、横浜出身の広沢瑞保さん(Iターン)。

 3人はいずれも首都圏の大学を卒業しそのまま就職したが、現在は釧路市内で働いている。

 結婚に伴って移住してきたという広沢さんは「北海道なので雪は多いと思っていたが、少なくて驚いた。住んでみたら暮らしやすい。釧路での生活に関する情報をもっと発信できたら、首都圏からも移住しやすくなる」と話した。

 成田さんは「首都圏では1時間以上も満員電車で通勤しなければならないが、釧路の通勤時間は車で15分ほど。自分の時間を持てるし、夏は涼しくご飯もおいしい。釧路はストレスフリー」と釧路で働く利点を強調。

 赤岩さんは「戻ってきたときに安心感があった。東京からしたら寒いかもしれないが、寒さも懐かしかった」と振り返った。

 ただ3人は口々に、釧路で就職したいと思っても釧路の企業はホームページすら開設していないところが多い上、首都圏では合同説明会もないなど圧倒的に情報が不足していると指摘し、「そもそも大卒の求人が少ない」「既卒の募集状況が分からなかった」との不満も漏らした。

 情報発信に関して成田さんと赤岩さんは、釧路はおいしい店などの生活情報も含めてまだまだ口コミやチラシといった媒体が主流だが、自分たちはインスタグラムやツイッターを使うケースが多いのでこれらの積極活用をと要請。

 広沢さんは、釧路では満員電車のストレスからは解放されたが、車社会の上に慣れない冬道も走らなければならないので、移住の際には運転がハードルになりかねないと危惧。「ペーパードライバー講習への補助制度があればIターンを呼び込むアピールポイントになる」と提案した。

 蝦名市長は、安全安心な生活に直結する医療機関の充実や地震・津波対策はしっかり進め、教育環境の整備にも力を入れていくと表明。「釧路は国や道の出先機関があるが、単身で来る人が多い。子どもの教育に不安があるから」と理由を説明すると、3人も「教育の選択肢が増えるのはいいこと」「教育環境が充実すれば若者が増える」と賛同していた。(釧路)


関連キーワード: まちづくり 人材確保

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

航空写真や建設予定地の位置情報などを重ねて表示できる地図ベースの情報サービスです。
  • web企画
  • 川崎建設
  • イイファス

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

地下鉄駅中心に半径400m 札幌市の中島公園周辺整備構想
2019年06月28日 (2,434)
札幌駅南口再開発が始動 北4西3に超高層複合ビル 
2019年05月24日 (2,283)
きのとや、札幌・清田に新店舗 完成は11月中旬
2019年06月08日 (2,196)
札幌・発寒にスポーツ用品店 アルペンが入居
2019年06月24日 (2,110)
札幌西ICフル規格化 署名2万筆集め今夏から要望活動
2019年07月07日 (1,803)

連載・特集

連載 おとなの養生訓 new

おとなの養生訓
第163回は「Jカーブ効果」。お酒を 全く飲まない人やたくさん飲む人より 少量を飲む人の健康リスクが低くなる 場合があります。

連載 ルポ色丹島 北方領土ビザなし交流new

ルポ色丹島 北方領土ビザなし交流
開発の波が訪れつつある色丹島の状況を報告します。