産業・酪農機械を製造するオリオン機械(本社・長野県須坂市)は19日、千歳市に新築した第2工場の竣工式を開いた。生乳冷却器や自動給餌器といった酪農機械製品の増産を図る。5月6日の稼働を予定している。
1973年に千歳市上長都1051に工場を建設。搾乳周辺機器や生乳冷却器、自動給餌器といった酪農機械製造、搾乳ロボットやミルキングパーラーなど輸入品の物流中核拠点とした。2013年にはトレーニングセンターを開設している。
第1工場に隣接する第2工場は、S造、2階、延べ5100平方㍍。弘和建設工業が設計施工一括で担った。総工費は13億円。
既存工場の生産設備を移設するほか、長野県の工場で生産している酪農機械製品の製造を徐々に集約。また、新規開発製品やモデルチェンジ製品の生産も移行し、酪農家の投資に対応する。第2工場での社員体制は、新たに雇用を10人増やし27人体制とする。
竣工式には、太田哲郎社長や道経済部の倉本博史部長、千歳市の山口幸太郎市長、弘和建設工業の黒坂順一社長ら28人が出席し、新工場の完成を祝った。
太田社長は「一日でも早く増産体制を確立したい」と意気込みを述べた。